相続登記は、すぐにでも手続きをしなくてはならないものですが法律的な観点からはその限りではありません。そのため、所有権者が相続人のままで放置してしまう人も少なくなく、その影響を受け様々なトラブルに巻き込まれてしまう人が増えています。実際に、相続登記というのは司法書士に相談を行う専門的な観点から手続きを行う必要があるため、それを面倒がってなかなか続きをしない人も増えています。ただ、こういった状況を放置してしまうと必要な書類などを集めるのが非常に面倒になってしまいますので、将来的にもトラブルに巻き込まれやすくなります。
分かりやすいのが、相続登記を行うときに必要になる書類の保存期間です。実は、相続登記に必要な書類は保存期間があらかじめ決められていますので、それを過ぎると手に入れることが難しくなってしまいます。保存しておく必要がなくなりますので、それが処分されてしまって自主的に手続きを行うことが難しくなります。もちろん、必ず手に入れることができなくなるわけではありませんが、より面倒な処置を行う必要がありますので注意をしなくてはいけません。
司法書士にあらかじめ相談を行っておけば、このような面倒事に巻き込まれなくても済むようになります。登記手続きそのものに関してはそれほど難しいものではなく、きちんとした手順を踏めば誰であっても進めていくことができるものです。そのため、気づいた段階ですぐにでも相談することが重要です。