抗生物質ミノサイクリンの効能や特徴

ミノサイクリンは細菌を殺菌する薬です。
効能はニキビ、アメーバ性赤痢、コレラ、淋病、梅毒、ライム病、歯周病等、多岐にわたります。

ミノサイクリンはテトラサイクリン系に属する抗生物質です。
テトラサイクリン系の特徴として挙げられるのは、ペニシリン系やセフェム系の抗生物質が効かないマイコプラズマ、クラミジア、リケッチアといった細菌に効き目があり、更にはマラリア原虫といった細菌以外にも効き目があることです。

その中でもミノサイクリンは、強い抗菌力を誇ります。
抗菌力は従来のテトラサイクリンの1~4倍です。
そして、従来のテトラサイクリンでは効き目が低い耐性ブドウ球菌、レンサ球菌、大腸菌に対しても一定の効き目があります。

また、近年の研究結果では多発性硬化症、関節リウマチ、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、パーキンソン病といった神経変性疾患に対して、神経保護、及び抗炎症作用が示されたとの報告がなされています。
更には、脳を老化させる5-リポキシゲナーゼの働きを阻害する可能性があるとされており、アルツハイマー症患者に適用するための研究が進められています。

副作用は、胃の不快感や吐き気、腹痛や下痢等が報告されています。
頭痛やめまいの報告も多くあります。

頻度は少ないのですが、重い副作用を引き起こすこともあります。
アナフィラキシーショック、動脈炎・血管炎、急性腎不全、けいれん、意識低下、皮膚・粘膜障害、血液成分の異常等が重い副作用の症状です。
これらの症状を感じたら、すみやかに医師の診察を受ける必要があります。

また、妊娠中期以降に使用すると、赤ちゃんの歯が黄色くなってしまう場合があります。
特に2週間以上使用すると、その可能性が高くなる傾向にあります。
ですから、妊娠中の使用には注意が必要です。