相続登記では土地や家といった不動産に対して、相続人への名義変更を行います。通常は必要書類を揃えて法務局に提出しますが、法律の知識がないと個人では困難です。この手続きを怠ると家や土地の所有者が不明瞭になり、親族間のトラブルにるケースもあります。さらに困るのは、家や土地の売買が自由にできなくなるというリスクです。
こうした不利益を回避するためにも、法律の専門家である司法書士に依頼するようにします。相続登記には期限があり、相続がわかってから3年以内という決まりです。放置することで罰則が発生しますので、司法書士に相談の上で手続きをするようにします。相続登記には、被相続人の戸籍謄本や除籍謄本の他に住民票の除票や戸籍の附票も必要です。
登記の知識がないと入手や作成は難しく、ストレスになります。一方、司法書士は代理で登記申請できますので一度法律事務所に相談すべきです。間違った書類を提出してやり直しになるより、ストレスがありません。また万が一遺産分割で紛争になった場合は、弁護士を紹介してもらえます。
司法書士には守秘義務があり、個人情報や財産の情報も守られて安心です。手続きをしないと様々なリスクがあるので、早めに相談するようにします。うっかり登記を忘れていたという言い訳は通用しません。受け継いだ不動産を差し押さえられる可能性さえあるので注意が必要です。
不動産の所有権を得られなくなるリスクや、万が一他の共同相続人に借金がある場合は債権者に土地や家を差し押さえられてしまうケースもあります。