ミノサイクリンを使用するとクラミジアの治療期間

クラミジアは性行為によって感染する病気で、日本において淋病、性器ヘルペスなどと共に、性病罹患率で上位に挙げられる性病です。通常は性器に感染しますが、のどに感染するケースもあります。直径300nm程度の真正細菌のひとつで、性器から分泌された粘膜を移動して、細胞内に入り込み増殖します。そのため治療には抗生物質、または細菌に効果のある化学物質である抗菌薬を使用します。
選択薬はマクロライド系抗生物質のアジスロマイシンや、ニューキノロン系合成抗菌薬のクラビット、またテトラサイクリン系抗生物質のミノサイクリンなどがあり、医師が患者の症状の軽重、アレルギーなどの問題を考慮して処方します。
ミノサイクリンはグラム陽性・陰性菌やクラミジア等に、広い抗菌スペクトルを持っています。古くから使われてきた抗生物質で、ニキビの治療にも使われており、少ない投与量で効果が期待できるのが特徴です。ただし服用しすぎると細菌が抵抗力を持つため、耐性菌を増やさないよう抗生物質の量を抑える必要があります。
治療期間は患者の症状や耐性菌の関係から様々です。そのためクラミジア治療に使うミノサイクリンは、1~2週間分の処方がされます。しかし抗生物質の服用で、クラミジアの自覚症状は1週間ほどで治まってしまうため、完治したと誤った判断をしてしまう人が多いです。
クラミジアの治療期間は最短で2週間はかかるので、処方された抗菌薬は全て使用する必要があります。また症状が出ないからといって、放置すると再発するおそれがあります。治療期間は最短であって、人によっては数ヶ月かかる場合もあるのです。この問題はミノサイクリンに限った話ではないので、治療薬を使い切ったら、再検査を受けて必要であれば治療薬を処方してもらう必要があります。