ミノサイクリンは皮膚科だけでなく、ペニス治療にも

ミノサイクリンとは、非常に多くの疾患に適応している抗生物質のことです。非常に多くの病気に対応している理由はやはり、抗菌薬としての側面が強く、感染する疾患であればある程度対処できます。対応疾患の種類は多いのですが、特に知られているのが皮膚科関係の疾患です。皮膚科関係の疾患といえばニキビやとびひなど、様々な感染疾患に対して効果があります。そして、皮膚科だけではなく、多くの診療科で使用されていて、肺炎をはじめとした呼吸器疾患なども適応となりますし、トキソプラズマ感染などでも利用されることがあります。特にこの場合は、感染から生じているうつ病などにも効果が見られるので、非常に多くの効果があると言えます。
その中でもミノサイクリンの効果としてあまり知られていないのが、性病によって影響を受けているペニスの治療です。ペニスのどの部位にかかわるのかといえば、尿道に生じている炎症の治療となります。尿道炎が起きる原因は一般的に漿液性の物であるクラミジアと、膿性の物である淋菌がありますが、後者の治療にミノサイクリンは有効です。またペニスではない性病としては梅毒にも効果があるとされているので、性病にも深く関係した薬剤であると言えます。
勿論、ミノサイクリンは第一の投与薬ではなくペニシリンなどが適応ではない場合などに用いられます。その理由は非常に多様な副作用があるためです。副作用としては女性に多く見られる耳鳴りやめまいなどの運動障害と呼ばれるもの、長期の服用によって生じる皮膚色の変化、歯の色素沈着、まれに起こる精神障害などがあります。また、対象者の状況によってエリテマトーデスが引き起こされるケースがあるので、慎重な投与が必要と言えるでしょう。